静岡県立森林公園は、平成30年度より「県立森林公園を核としたエコ・ミュージアム」を目指しています。遠州地域は、豊かな自然が各地に残されており、生物多様性を考える上でとても重要なエリアといえます。森林公園を地域の自然の核とし、周辺の自然環境とともに、地域全体の自然をまるごと保全することにつなげたいと考えています。ここでは、周辺の自然地を紹介します。
シブカワツツジ <渋川つつじ公園(北区引佐町)>
県天然記念物シブカワツツジの自生地です。早春にはカタクリが咲き、春の女神ともいわれるギフチョウも舞います。
ブナ原生林 <水窪・野鳥の森(天竜区竜頭山周辺)>
ブナの原生林が広がります。猛禽類をはじめ、多くの動植物が見られます。
落葉広葉樹林 <天竜の森(天竜区竜頭山周辺)>
落葉広葉樹林の広がる自然豊かな森です。
ヤシオツツジ群落 <岩岳山(天竜区春野町)>
樹齢100年以上のアカヤシオ、シロヤシオの自生地です。国の天然記念物に指定されています。
マンサク群落 <乎那の峯(北区三ヶ日町)>
県天然記念物に指定されています。
カタクリ群落 <水窪カタクリの里(天竜区水窪西浦地区)>
春先にはカタクリが群生する様子が見られます。
ヤブツバキ原生林 <本坂峠(北区三ケ日町)>
古道沿いに広がるヤブツバキ原生林です。樹齢200年を越えるものもあるといわれています。
ホソバシャクナゲ群落 <龍山(天竜区龍山町)>
別名エンシュウシャクナゲともいいます。県準絶滅危惧種に指定されています。
桶ケ谷沼 <桶ケ谷沼ビジターセンター周辺(磐田市)>
絶滅危惧ⅠA類に指定され全国的にも希少なベッコウトンボをはじめとし、70種にもおよぶトンボが生息しています。
ハマボウ群生地 <はまぼう公園(磐田市)>
7月にはハマボウの花が見られます。太田川の自然とともに楽しむことができます。